あなたの悩みはあなた自身が作り出した!?【仏教の一の矢・二の矢を理解して心の反応に気付く】

「あ」の人

あなたの悩み

あなたには悩みはありますか。
生きていれば、多くの不安でくよくよしてしまう時間も多くなることがあるでしょう。

私は最近、一の矢・二の矢という概念を知った。

これは、仏教の考えである。ざっくりいうと、

一の矢:自分の意志ではどうしようもない事実(病気、別れ、老い)

二の矢:一の矢によって生まれる心の反応

といったもので、自分の身の上にある問題は2つに分けることができるということだ。

悩みから解放されるには

悩みから解放されるには、結論から言うと

二の矢を自覚し、二の矢は幻想であるということに気付くこと

である。

例えば「老い」をテーマに考えていこうと思う。

老いによって、顔がたるむ・体力がなくなるということが起こったとする。
これは自分の意志はどうしようもできない事実だ。これが一の矢となる。

この一の矢によって以下のように考えることがあるかもしれない
モテなくなるのではないか。若い人に仕事で負けてクビになるのではないか。病気になるのではないか。
これらは、一の矢によって生まれたまだ実際に起こっていない悩みと言える。
この実際に起こってないことに、くよくよしたり時間を使うのは非常にもったいなく、
あなたの大切な人生を無駄にしてしまう。

一の矢に対する向き合い方

自分の力ではどうしようもない実際に起こってしまった問題については、2つの向き合い方がある。

1.受け入れる
これはどうしようもないと受け入れて、別のことに集中する

2.これから何ができるかを考える
実際に起きた問題に対して、何か改善したり良い方向に持って行けるのではないかと考え実行に移してみる。

二の矢が生まれたときには

人は無意識のうちに二の矢を作るようになっていると思う。

これまでの人生でくよくよしやすい人は、二の矢を作る癖ができてしまっている。

まずは悩みを抱えたときに、これは一の矢であるか二の矢であるかを考える。

そして、それが二の矢である場合は、深く考えないもしくは、二の矢が実際に起こらないための行動をしてみる。

まとめ

生きていれば多くの心配がある。

お金、結婚、健康

考えれば悩みはいくらでも創り出すことができる。

人は、行動してしまえば気持ちが軽くなったりすことがあるため二の矢の対処は、「考えない」だけではなく「行動してみる」もあると思う。

行動したら、「自分の将来のために今行動できている。」という充実感が生まれるかもしれない。

対処方よりもまず先に、「今の悩みは二の矢である」という自覚を早いタイミングで気づく癖を日常で持つことが大事だと思う。
防げそうなことは行動し、防げないことは受け入れて他のものに目を向けるということを今から始めてみてはどうだろうか。

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