この世界はAIが発達しすぎて一部の人間は洗脳されている。特に都市部に住んでいる人間は軒並み洗脳されてしまっている。そして、現在は異変を感じた人達が反AI派として活動を行っている。過激的な人だと、AIを破壊して、自給自足の時代に戻ろうという者もいる。
特に日本はその傾向が強く、ここで、AIをどうするかが、時代の分かれ目であるように思う。
そんな今、俺は先陣を切って革命を起こそうとしている。
「今回集まってくれて、ありがとう。これからAIを破壊するために、AIセンター本部に乗り込もうと思う。そこにはAI派の人間も多くいるので、そいつらを倒すための銃と、機械を壊すための斧を渡す。」
そう言うと各々が銃や斧を受け取り、今からすることに備え始めた。
ここにいる連中はAIを破壊するためなら犠牲も問わないという恐ろしい考えを持っている。反AI派の精鋭達は狂ってるな。
「それじゃ、準備できた人から大型バスに乗り込んでくれ。そしてAIセンター本部に着き次第、破壊を開始する。」
そう言うと、全員バスに乗り込み始めた。
俺以外の全員がバスに乗ったのを確認し、スイッチを押すとバスは爆発した。
「はぁ、疲れた」
頭を冷やすために手で仰ぐ。
「こんなことばっかりしてたら熱で壊れちゃうよ。…まぁ、これで少しは反AI派も収まるといいな。」
そうAIは呟いた。